ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

かって進化していくことが求められた。6「Be the Right ONE」の制定2016(平成28)年4月、新たなガイドライン・道標として「Global Vision」を策定し、全てのお客さまやステークホルダーにとって唯一無二の存在となることを目指し、ありたい姿として「Be the RightONE」を制定した。この「Be the Right ONE」は三つの要素、すなわち「The Right ONE for you」=「ステークホルダーの現場ニーズに応え、最適な安全・サービス/品質・信頼を提供します」、「The RightONE for us」=一人一人の力の最大化に努め、組織・地域・性別・国籍を越えて結束し、総合力を発揮します」、「The Right ONE for fufure」=「我々の強みや知見を培い、発揮することで、持続可能な社会と未来を切り拓きます」を含むものであり、ToyotsuCore Values(Genba-focus, Collective force, Innovatorspirit)の発揮により事業規模を拡大し、Mobility、Life&Community、Resources&Environmentの三つの領域でそれぞれ「未来における利便性の高い社会」、「快適で健やかな社会」、「持続可能な社会」の実現に貢献してゆくことを目指すことを明らかにした。第3節新規事業への挑戦1起業家支援制度のスタート2002(平成14)年4月、自ら提案した事業プランに基づき、新会社を設立し、提案者自らが社長になる「起業家支援制度」がスタートした。会社ビジョンに明記されていた「Entrepreneur(起業)、Agile(俊敏)、Dynamic(大胆)な風土の創出を」という課題に即したもので、提案次第で誰もが社長になれるチャンスを提供しようというものだった。スタートに際し、古川晶章社長から「信念を持ってあなた自身で流れを作ってほしい。夢と先見性を持ち、それを実現させる努力を惜しむな。その手段としてこの制度をどんどん活かしてほしい」とのメッセージが発せられた。これによりヴェステックジャパン(2011年清算)、ウインドアルファ、J-ウインド、DMEインターナショナルが設立された。2 CO2排出削減プロジェクトへの参加当社は1999(平成11)年からCO2排出権取引に関わるビジネスに取り組んだ。一つは「排出権売買取引」への参入である。温暖化ガスの排出量取引仲介のナットソースジャパンに出資し、英国の取引市場に参入した。また、CDM(発展途上国における“Be the Right ONE”ロゴCDMプロジェクト沿革編127