ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

旧ソ連諸国での事業展開CISを構成する国の一つ、ウクライナ共和国では1994(平成6)年10月、港湾都市オデッサに現地企業と折半出資でアスト豊田通商(ATTL)を設立し、トヨタ車の販売を開始した。1996年3月からは部品販売・修理も含めたサービスステーションとしての機能向上を図り、同年10月、TASS認定を受けた。その後、1998年2月、現地企業の持ち分を買い取り、当社100%出資の豊田通商ウクライナ(TTU)として、サービスのより一層の向上を図ったが、2003年4月に清算した。1998年10月には現地パートナーのButya社との合弁によりToyota TsushoButya社(現TOO Toyota Tsusho Kazakhstan Auto)を設立した。1999年10月にはショールームやサービス向上、部品倉庫を備えた新社屋を完成させ、トヨタ車の本格的な市場開拓に乗り出した。6アフリカでの事業展開1994(平成6)年12月、南アフリカ共和国にあったヨハネスブルグ駐在員事務所をヨハネスブルグ支店に変更した。1995年2月から南アフリカトヨタ社で生産された車をアフリカ地域内に輸出する業務を開始した。1999年3月期には年間約3,000台の実績を残した。1991年にアフリカで初めての事業出資となるトヨタアンゴラ(TDA)社を英国ロンロー社と共同折半出資で設立した。トヨタアンゴラ社はアンゴラの内戦中も、厳しい環境の中で営業を継続し、政府向けや石油会社などへのトヨタ車販売とサービスを担った。1997年にはザンビアでトヨタザンビア社の株式25%を取得して同社の経営に参加したほか、1998年にトヨタジンバブエ社の株式15%を取得した。1999年にケニア・ウガンダの地域トヨタ代理店となるトヨタイーストアフリカ(TEAL)社をロンロー社と共同折半出資で設立した。1990年代後半、当社のアフリカ事業は徐々に拡大し、着実に基盤を築き始めていた。トヨタイーストアフリカ社設立記念式典(1999年3月)沿革編115