ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

されたコロナ(その後アベンシスへモデルチェンジ)の海外30カ国向けへの輸出が始まった。フランスでのトヨタプロジェクト当社はイギリスのトヨタ自動車現地生産拠点TMUKをバックアップしつつ、アフリカなどの途上国でのトヨタ車販売の支援体制を整えた。1997(平成9)年12月、トヨタ自動車が2番目の生産拠点をフランス北部ヴァランシエンヌ郊外に建設することが決定され、当社は欧州における2回目のトヨタプロジェクトをスタートした。1998年10月、このフランスのトヨタプロジェクトのため、TTESAヴァランシエンヌ駐在員事務所を開設し、その立ち上げを支援した。1999年2月、当社100%出資の豊田通商オートヴァランシエンヌ(TTAV)を設立し、フランス製トヨタ車のフランス国内での販売を開始した。(2014年3月清算)トヨタツウショウヴァランシエンヌ社フォークリフト部門の拡充ベルギーに本社を置くTTESAは、アントワープ郊外のサンニコラにフォークリフト部門の営業・サービス拠点を構えていた。欧州でのフォークリフトの販売が好調で賃貸社屋では手狭になっていたため、1989(平成元)年12月、サンニコラから近いテムセに1万8,000m2の土地を購入して新社屋の建設を行い、1992年5月に完成させ、フォークリフト部門の拡充を図った。ハンガリーでの新規事業1991(平成3)年12月、トヨタ車の正規代理店としてトヨタモーターハンガリー(TMH)を当社とトヨタモーターヨーロッパ(TME)の折半出資で設立した。(2014年3月末に当社持分をTMEに売却)1992年7月、ハンガリー最大の旅行会社イブスと合弁で設立したイブス豊田通商がレンタカーの営業を開始したが、イブス側の経営感覚と当社のビジョンとが折り合わず1996年3月、イブスとの合弁を解消した。また、トヨタ車ディーラーの豊田通商ブダペスト(TOP)を100%当社出資で設立し、レンタカー事業も引き継いだ。2005年地場企業(Euro Leasing)との合弁(TTEH)に組織変更後、2012年3月に合弁相手先に売却した。トヨタモーターハンガリー社チェコでのトヨタ車販売チェコではトヨタ車の販売は現地の公団に依存していたが、1989(平成元)年の「ビロード革命」以後、公団が衰退したため、当社自ら輸入・卸売りを行うことを決定し、1991年、プラハに事務所を開設した。1992年にはトヨタ正規代理店の足がかりとしてパイロット会社である豊田通商トヨタツウショウプラハ社沿革編113