ブックタイトル豊田通商70周年史

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概要

豊田通商70周年史

イクルに関わる新たな試みに挑戦した。1998年12月から実施された産業廃棄物への適正処理の管理義務化(マニフェスト公布義務化)に、インターネットを利用して対応するプロジェクトをスタートさせた。同年7月から実証実験を重ね、義務化と同時にサービスを開始した。また、使用済み自動車マニフェストの電子化と実用化のためのソフトウェアを開発し、全国への展開を行った。マニフェストサービスホームページ4 ITS事業への取り組み次世代の交通インフラとなる可能性を秘めたITS事業は1995(平成7)年、中国交通部(現交通運輸部)との接触により始まった。1996年にトヨタ自動車が本格的に参入することでビッグプロジェクトとなったため、同年9月、情報通信部内にITS企画グループを設置し、当社でも取り組みを本格化させた。中国におけるITS事業の実現に向け、ETC(ノンストップ自動料金徴収システム)や中国ナビ地図作成プロジェクトについて中国側との話し合いを進め、中国建設部(現住宅都市農村建設部)、公安部、電子工業部(現工業情報化部)との連携を図った。同年10月には中国交通部傘下の公路科学研究所とトヨタ自動車との共催による中日知能運輸体系交流展示会にETCやカーナビゲーションシステムなどの先端技術を展示し、注目を集めた。日本国内では巨大な市場規模が期待され、社会貢献事業でもあるITSに対し、デンソーや日本無線などとタイアップし、運行管理システムを販売したほか、GIS(地図情報システム)やICカードシステムの事業開発を進めた。中国での中日知能運輸系統交流展示会でITSのデモンストレーション(1996年10月)沿革編105