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豊田通商 バイオ医薬品事業に新規参入
~スペイン バイオ医薬品製造会社と対日総代理店契約を締結~

2011年 5月26日

豊田通商株式会社(本社:名古屋市、社長:清水順三、以下:豊田通商)は、 このたび、 バイオ医薬品製造会社である、ジェンヘリックス社(本社:スペイン・レオン市、社長:ダビッド マルコス マルティネス)と対日総代理店契約を締結しました。

 

豊田通商とジェンヘリックス社が協業する医薬品は、バイオシミラーと呼ばれるもので、遺伝子組み換え技術を応用したバイオ医薬品の特許満了後、先行薬と同様の効能・効果をもつ医薬品として製造・販売される後発医薬品です。

 

現在、日本のバイオ医薬品市場は約4,000億円と推計されていますが、ガンやリウマチなどの対象疾患において副作用が少ないこと、バイオ医薬品市場全体の伸長、及び2012年より先発医薬品の特許満了が本格化し安価になることが予想されることから、2020年までには約1.2兆円の市場規模になると見込まれています。

 

豊田通商は、今後成長が期待できるバイオシミラー市場に商社としていち早く参入し、 国内の医薬品メーカーに、ジェンヘリックス社のバイオシミラー製品の提供及びバイオ新薬の受託製造サービスを仲介していきます。

 

今後、両社はジェンヘリックス社の 多彩な製品やサービス・ノウハウと、豊田通商のワー ルドワイドなネットワークを活かして、医薬品事業を強化してまいります。

 

≪本件のポイント≫

1.バイオ医薬品の特徴

 

特定の抗原(病原体、ガン細胞のような異物)に結合して免疫作用を発揮する抗体や、他の生体内タンパク質を医薬品化したもの。ガンやリウマチ等の治療薬として使われ、副作用が少ないのが特徴。

2.市場規模

 

バイオ医薬品の日本市場は、現在の4000億円から10年後に3倍となる1.2兆円に拡大する見込み。

3.市場拡大の背景

 

・ 副作用が少ない。

2015年までに多くの先発バイオ医薬品が特許  満了を迎えること

  で、より安価なバイオシミラーへの  ニーズの高まりが予想される。

4.同事業への参入意義

 

バイオシミラーの承認には、先発医薬品との同等性を確認するための臨床試験が必要。 参入障壁高く、バイオ医薬品の製造に必要な高度な技術・ノウハウを保有する、ジェンへリックス社と早期に組む事で、商社としていち早くバイオシミラー市場へ参入。

 

≪ジェンへリックス社 会社概要≫

・がん、自己免疫疾患 などの難治性疾患を対象とするバイオ医薬品の開発・製造において、最先端の生産方式を持つ医薬品会社。

・2011年末にバイオシミラー製品の製造工場(スペイン)が完成予定。

・ジェンヘリックス社は、研究開発センター、GMP(医薬品製造用)工業生産プラント、訓練センターを持ち、高度な品質と最先端の技術を駆使しバイオシミラーの開発とバイオ新薬製造市場での地位確立を目指す。

 

【会社概要】

会社名 GH Genhelix, S.A. (ジェンヘリックス社)
本社所在地 スペイン レオン 市
設立 2006年
代表者 David Marcos Martinez (ダビッド マルコス マルティネス)
事業内容 バイオシミラーの製造販売、バイオ医薬品の受託製造
従業員数 25名 (2012年の製造開始の段階で約60名)

【所在地】

 

【ご参考( ジェンヘリックス社の特徴 )】

1. 2,000Lのシングル使用動物細胞培養タンクを6基備えたGMP工場より、年間500~750kgの抗体等精製蛋白質を生産可能

2.ディスポーザブルバッグを用いた随時使用可能な培養専用タンクにより、ロット間二次汚染を完全に防止し、培養タンク洗浄の時間を省くことで、既存製造法よりも固定費を低減可能

3.製造プロセス開発とスケールアップを行う実験室、パイロット生産設備等を含むR&D部門と、トレーニングセンターを独自で保有
4.欧州バイオ医薬品業界で著名なGenentech(ジェネンテック)社、Lonza (ロンザ)社、GSK(グラクソスミスクライン)社等でのキャリアを通じた、経営面でも技術面でも豊富な経験を持つ幹部メンバーからなる

 

≪バイオシミラーの世界市場規模≫

 

【参考資料】

豊田通商がこれまで取り組んできた医薬品開発支援事業

医薬品分野の事業に参入◆  

ケムルーツ社(カナダ)と対日総代理店契約を締結 (2009年4月9日プレスリリース)

 

・カナダの創薬研究会社ケムルーツ社(アルバータ州)と業務提携。

・ケムルーツ社は、ナノテク・バイオ技術への支援に熱心な地元カナダ国アルバーター州機関の公的補助を受け、数々の賞を同州より受賞。

・新たなアジア市場として日本での更なる展開を望んでいたケムルーツ社と自動車分野以外の事業拡大の一環として医薬品分野の強化を目指す豊田通商の両社の希望が合致し対日総代理店契約を締結。 

・新規販売先を順調に増やして商売継続中。

 2010年4月より製品販売を開始。売上規模:約1億円。

 

医薬品分野の事業を強化◆  

レスピラトリウス社(スウェーデン)と対日総代理店を締結 (2010年5月17日プレスリリース)

 

・レスピラトリウス社(スウェーデン)と対日総代理店契約を締結。

・レスピラトリウス社は、新薬開発、新薬候補化合物の受託評価事業を行う、肺疾患に特化した新薬開発会社。本国スウェーデンにおいてルンド大学との産学連携による研究開発を推進。

・豊田通商は、医薬品事業分野での創薬支援ビジネス拡大の一環として、日本医薬品メーカーに対し、レスピラトリウス社の日本における新薬候補化合物の提供と化合物受託評価サービスを開始。

・現在、各社から強く興味を引いており、事業化に向け取り組み中。

 

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