コベルコ建機(株)中国における第2工場の本格稼動について
2005年10月13日
〜内陸部と沿岸部の2拠点生産体制の本格化により、中国ショベル事業基盤を強化〜
神戸製鋼グループのコベルコ建機(株)は、豊田通商(株)ならびに中国の投資会社との共同出資で浙江省杭州市に設立した重機ショベルの第2生産合弁会社『杭州神鋼建設機械有限公司』(以下 杭州神鋼)を、このほど本格稼働させます。
足元の中国におけるショベル需要回復に対応した施策であり、これにより、コベルコ建機は、四川省成都市で稼動している第1生産合弁会社『成都神鋼建設機械有限公司』(以下 成都神鋼)と合わせ、内陸部/沿岸部双方の需要に柔軟で的確な対応が可能になります。
1994年9月に日系建機メーカーとして初めて油圧ショベル合弁事業で中国に進出したコベルコ建機(当時は神戸製鋼の建設機械部門)は、当時国営企業であった「成都工程機械(集団)有限公司」との合弁で第1工場の成都神鋼を設立し、以来、お互いに信頼関係を深めながら、成長著しい中国建機市場とともに発展してまいりました。
このたび本格稼働する杭州神鋼は、中国国内向け、特に華東地区の需要に対して積極的に重機ショベルの提供を行います。また、沿岸部のメリットを生かして、東南アジアにもショベルの輸出を行ってまいります。
さらにはショベルの製缶構造物の供給基地として日本・米国への輸出も進めてまいります。グローバル最適生産体制の構築へ向け、ショベル用製缶構造物のうち一部のメニュー(アームと呼ばれる腕の部分や足回りなど)を杭州工場へ生産集約することで、各生産拠点のコスト競争力強化が図れます。
中国における重機ショベルのマーケットは、ここ数年間で急激に拡大(対1999年比で約5倍)しており、今では重機ショベルの新車販売台数で「日・欧・米・中」の4大マーケットの一角にまで成長しています。(2004年実績は4地区とも約2.5万台前後のマーケットで、合計すると約10万台強。世界全体の約8割に相当。)
2004年春以降、中国政府のマクロコントロールの影響により、需要が大幅に減少していましたが、今春頃からようやく、一時期凍結していた開発区の工事も再開し、前年同月比で重機ショベル販売台数が増加に転じるなど回復の兆候が表れており、今年も2004年並みの需要を見通せる状況になっています。
現在、中国では大型プロジェクトが目白押しで、北京オリンピックと上海万博の2件の投資額合計が、今後計画している全投資案件のうちの数%程度に過ぎないという状況であり、建機のマーケットは更に拡大していくものと考えられます。また、沿岸部だけでなく、西部大開発など内陸部の開発も活発化しております。
今後、コベルコ建機は、沿岸部と内陸部の双方に生産拠点を持つ優位性をフルに発揮し、中国全土のインフラ整備にますます貢献してまいりたいと思います。
以 上
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