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プレスリリース

 

スペイン風力発電で世界最大規模のプロジェクトファイナンスを組成

2002年08月02日

- 6プロジェクト(約20万kW)に約230億円 -

トーメングループの風力を中心とする再生可能エネルギーによる発電事業会社、トーメンパワーホールディングスの欧州における100%子会社、トーメンパワー(ヨーロッパ)が50%出資している6つの風力発電プロジェクトカンパニーは、ドイツ第2の銀行であるHypo Vereinsbank, AG(HVB銀行 バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行)と、スペインの風力発電プラントのプロジェクトファイナンス契約を7月30日付けで締結しました。
トーメンパワー(ヨーロッパ)が出資しているスペイン北西部のガリシア州とアストリアス州で運転、および建設中の6件のプロジェクト(合計出力約20万kW)に対して、 HVB銀行より2億ユーロ(約230億円)のプロジェクトファイナンスが供与されます。
風力発電に対するプロジェクトファイナンスでは世界最大規模の大型融資となり、 6件の総事業費(合計約290億円)のうち80%が本プロジェクトファイナンスで賄われます。合計出力20万kWを超える大型の風力発電に対し、一括してプロジェクトファイナンスが供与されることは、極めてまれなケースです。

本融資は、2002年6月から来年にかけて完工する6カ所、合計出力20万1,200kWの建設に対するもので、ユニオンフェノーサ電力会社とエレクトラ・デ・ビエスゴ電力会社への長期売電収入を担保とするノン・リコースによるプロジェクトファイナンス方式、融資期間は15年間です。融資はそれぞれのプロジェクトが完工する度に、 6度に分けて実行されます。
プロジェクトファイナンスは欧米では一般的な融資手法で、対象事業の将来の収益を担保に、事業の将来性を見極めた上で返済原資を事業収益のみに限定して融資する制度です。風力発電所向けのプロジェクトファイナンスは、風況に応じて発電量やキャッシュ・フローが変動する発電・売電事業が対象で、高度なキャッシュ・フロー予測が求められます。

融資対象の6プロジェクトのうち、ガリシア州での5件は、ガリシア州政府から計52万5,000kWの風力発電設備について、 10年間にわたる風力発電事業開発権を取得して開発を進めている大型事業の一部です。トーメンパワー(ヨーロッパ)と、米国の風力デベロッパーのテラノバエナジー社が共同出資して設立したユーロベント社で開発を進めています。また、アストリアス州の案件もユーロベント社によって開発を進めている事業の一つです。

スペインでは1997年ごろより大型の風力発電プロジェクトが次々と建設され、 2001年末時点で355万kWの風力発電所が稼動しており、欧州ではドイツに次いで第2位、世界ではドイツ、米国に次いで第3位の風力発電大国へと躍進しています。
トーメンは1996年にスペイン風力事業に進出して以来、既に13万kWが運転中です。本件の20万1,200kWと合わせ、合計出力33万1,200kWが2003年夏までに操業に入る計画で、すべてが完工するとスペインの風力発電全体で約10%のシェアを持つことになります。

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