家具調コタツインドネシア合弁、フル操業の5万台生産
2001年07月10日
‐ダイケン・インドネシア社 15万台体制も視野‐
トーメンは、国内の家具調コタツ販売でトップクラスのシェアを誇る(株)ダイケン(埼玉県所沢市)と共同で、インドネシアにコタツ製造・販売事業を行う合弁会社「ダイケン・インドネシア社」(PT. DAIKEN INDONESIA)を1998年夏に設立、99年11月より稼働中ですが、初年度生産台数4万台から2年目で5万台のフル稼働体制に入りました。
全量日本向けに出荷されている家具調コタツは、ダイケンが一手に販売し、販売先もジャスコ、イトーヨーカドー、ダイエーなど大手量販店をはじめ、ホームセンター、ディスカウントストアー、家具専門店、家電量販店など多岐にわたり、業界トップクラスの地位を維持しシェアを拡大しています。操業からわずか1年半で上記の大手量販店3社向けだけで既に6万台を受注、販売台数の合計も13万台を超えました。
家具調コタツの販売は、ライフスタイルの多様化により、デザインにこだわる消費者も増え、高脚テーブルやイスを利用するコタツも生産されるなど、バリエーションが広がりその様式も変容しています。このような市場ニーズの変化の下で、販売台数は98年より3年間安定的に年120万台ベースで推移しています。さらに今後は、120万戸から140万戸の新築需要が見込まれ、家具調コタツの買い替えの需要もその分期待できます。(株)ダイケンでは、合弁工場の稼働によりメーカーとなったことで、コスト削減ときめ細かな品質管理を徹底的に図りました。高品質で低価格な製品を客先の多様なニーズに対応して納入できることで、国内小売からの引合いも急伸しています。
増産体制の構築のため、隣地4,000坪を新規に手当して、コタツ天板の材料を加工する工場を増設するとともに、突板ラインも増設しました。天板加工ラインと突板加工ラインが整備されたことで、年産15万台の能力を備えて日本向け出荷体制が強化されました。また自社一貫生産が可能となり、いっそうの品質の安定とコスト削減が期待できます。
ダイケンは、国内家具調コタツ市場(約120万台)で占有率10%以上を占めるトップグループ企業です。合弁生産前はインドネシアやマレーシアから部材を輸入し国内で製品化していましたが、廉価な東南アジアメーカーの出現により、国内コタツ生産需要も5%まで縮小したことで、価格競争力ならびに日本製品と同等の品質を維持する体制をインドネシアで整え、安定した供給体制が実現できたものです。日本の木工技術者、および天板を硬化させて傷をつきにくくさせるUV塗装ラインの熟練工延べ6名が、操業当初から2年半にわたり技術指導を行ったことも貢献しています。
また、インターネットで日本と工場を結び、輸入木工家具受注から売場納品までの期間を45日間とするシーズン対応生産を2002年度より導入します。さらに1年半をかけて完成したコンピューターシステムの導入で、財務分析、受発注、在庫管理、生産管理、原価計算等が一元化され、日本と工場間がオンライン化されました。これらの増産体制の構築により、当初5年での塁損一掃の計画を2年前倒しで達成できました。今後は家具調こたつ以外にも、木製ベッド・小物家具などのホームリビング家具の製造・販売まで広げていく計画です。
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