豊田通商株式会社 CSRレポート
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ガバナンスGovernance 2013年度には、海外駐在員のコンプライアンス意識向上のため、赴任前に討議型の研修を実施したほか、役員の勉強会でも、コンプライアンスをテーマとして取り上げ、集合討議を行いました。 豊田通商グループは、グローバルに多様なバリューチェーンを構築し世界中の国々から原料や商品を調達しています。その中には、強制労働や児童労働が懸念されている地域も含まれるため、事業を展開するにあたっては、それぞれの地域において、サプライチェーンを通じたCSRマネジメントを推進していくことが必要と考えています。 そこで当社グループでは、CSRについてサプライヤーと認識を共有し、取り組みを協調して推進することで、互いの持続可能な成長を実現するために、「サプライチェーンCSR行動指針」を制定し、サプライヤーに遵守を求めています。「行動指針」はグループ会社が閲覧できるイントラネットに掲載し、浸透を図っています。 2013年度は、社内報に特集ページを設け、社員の関心を喚起しました。 今後もサプライチェーン全体でのCSRマネジメントをさらに強化・推進していく計画です。 リスクマネジメントについては、ERM部が当社グループ全体の各種リスクの情報を適切に管理し、連結ベースでのリスクマネジメント体制の構築、強化を図っています。また、社長を委員長とするERM委員会を設置し、全社的にリスクの把握と問題の発見に努め、必要な対策を推進しています。 全社で対応すべきリスクについては、「重点対応リスク」と位置づけ、四半期毎に「ERM協議会」で具体的な対策を議論しています。さらに、月に一度「ERM連絡会」を開催し、各本部特有のリスクを共有し、協議を行っています。 2013年度はグループ会社のガバナンス強化を意識し、11の重点対応リスクを抽出しERM協議会で定期的に報告をすることで進捗を管理しました。特に、「重点対応リスク」に新たに加えた「信用リスク」と「商品リスク」については、従来より一層踏み込む形での管理体制に変更しました。 カントリーリスクに関しては、外部情報を積極的に収集しています。危険が予想される国については、特別注意国/懸念国に分類を行い、リスクが顕在化する前からグループとして共通の見解、対応が取れるような社内の枠組みを作りました。「サプライチェーンCSR行動指針」を定め、サプライヤーに遵守を要請しています。サプライチェーンCSRマネジメントアパレル事業での強制労働・児童労働の排除徹底のため、サプライチェーンに対するマネジメントを強化しています。 生活産業本部が取り組むアパレル事業は、仕入先である縫製工場などのサプライチェーンで、強制労働・児童労働が行われるリスクがあり、顧客や社会からこうしたリスクを排除することが要請されています。当社ではこれを重要なCSR課題と認識し、その対策を強化しています。 当本部が出資する縫製工場では新入社員の採用にあたって、必ず身分証明書にて年齢の確認を行っています。また、新規仕入先と取引を始めるにあたっては、同様に従業員の年齢確認を義務づけることで、強制労働・児童労働の排除を行っています。 現在のところ、当社サプライチェーンにおいて強制労働・児童労働に関する問題は確認されていません。生活産業本部の取り組み紛争鉱物の排除のため、調達先に不使用認証の取得を要請しています。 金属本部では、紛争地域の人権侵害や環境破壊に反対する人道的観点から、コンゴ民主共和国およびその近隣周辺地域で産出された紛争鉱物(錫、タンタル、タングステン、金)の不使用を方針としています。 これは2013年度から実施された米国の紛争鉱物規制※1に則ったもので、非鉄金属2部では、当社並びに顧客からの要請として、錫地金調達先の精錬所に対し、紛争鉱物不使用の認証取得を促しています。また、各事業所には、電子機器業界が提唱するEICC※2の紛争鉱物に関するCFSプログラム※3への参加を要請しています。金属本部の取り組み※1 紛争鉱物規制:2010年、米国で成立した金融規制改革法(ドッド=フランク法)で、電子部品に使用される4種類の紛争鉱物の産地および使用をSEC(米証券取引委員会)に報告することを義務付けた規則。1996 年以来国内紛争が絶えないコンゴ民主共和国の武装集団の資金源を絶つのがその目的。※2 EICC(Electronic Industry Citizenship Coali-tion):電子機器メーカーで組織する電子機器業界行動規範。業界のサプライチェーンにおいて、安全な労働環境、労働者の基本的人権の尊重、環境負荷に対する責任などの基準を規定するもの。※3 CFS(Conict Free Smelter)プログラム:精錬・精製業者を対象とする自発的な取り組みで、第三者機関が原料調達監査を行い、その産地が該当地域でないことを判定するもの。豊田通商サプライチェーンCSR行動指針● 従業員の人権を尊重し、非人道的な扱いを行わない。● 従業員に対する強制労働・児童労働・不当な低賃金労働を防止する。● 従業員に対して安全、衛生的でかつ健康的な労働環境の提供に努める。● 雇用における差別を行わない。● 関係法令および国際的なルールを遵守し、公正な取引および腐敗防止を徹底する。● 商品やサービスの品質・安全性を確保する。● 地球環境の健全な維持に努める。● 上記に関する情報の適時・適切な開示を行う。(2012年4月1日制定)リスクの性質に応じた適切な把握と管理を推進しています。リスクマネジメントリスクマネジメント43

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