豊田通商株式会社 CSRレポート
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 木質バイオマス発電には、森林資源の有効活用による、森林環境の改善、再生可能エネルギーの普及促進という社会的意義があります。豊田通商の子会社である(株)エネ・ビジョンは、新たに子会社を設立してその事業化に乗り出しました。 木質バイオマス発電事業には、立地条件に加え、豊富な森林資源が必要であり、これらすべての条件が合致した島根県江津市の工業団地内において事業を開始します。使用する燃料は、間伐材や林地残材を中心とした、国内の未利用材が大半を占め、一部輸入のPKS(やしの種子がら)を混焼させる予定です。 年間予定発電量は、約86,000MWhを想定、収入は年間最大約24億円を見込んでおり、2015年4月の稼働開始を目指します。 燃料電池車は、水素と空気中から取り込む酸素を化学反応させて得た電気でモーターを駆動させて走ります。二酸化炭素は排出せず、出るのは水だけで「究極のエコカー」と言われています。 豊田通商は、日本エア・リキード(株)とともに新会社「豊通エア・リキードハイドロジェンエナジー株式会社」を設立し、燃料電池車向けに水素を供給する商業用の水素ステーションを設置します。新会社は、愛知県内2カ所に水素ステーションを設置し、2015年の自動車メーカー各社の燃料電池車投入にあわせて、2015年初頭の稼働を目指します。 日本エア・リキード(株)の親会社であるエア・リキードグループは、これまで全世界で約60カ所の燃料電池車向け水素ステーションの設置実績を持っています。豊富な経験を有する最良のパートナーを得たことで、豊田通商は今後、2カ所の水素ステーションの運営を通じ、水素インフラに関する知見と実績を蓄積し、日本における燃料電池車の普及に貢献していきます。 近年、温暖化や夏季の熱中症などの社会問題が顕在化しており、産業施設では夏の労働環境改善、体育施設では冷房要らずの熱中症対策、商業施設では快適環境づくりと年間を通じた省エネなどが求められています。 こうした要望に応えるため、豊田通商は米国のHVLS(大風量低速)ファン製造の最大手であるビッグアスファンカンパニーと日本総代理店契約を締結し、グループ会社の(株)豊通マシナリーを通じて販売を開始しました。 HVLSファンは、巨大な羽根を高効率モーターで低速回転させ、広域空間全体に大風量の気流を生み出す省エネ効果に優れたファンです。2013年末には、福島県にある「スパリゾートハワイアンズ」に3機を寄贈・設置。試運転と実証実験を行い、暖房使用期間において、月間約100~150万円の省エネ効果を確認することができました。本格稼働後も実証実験を継続していきます。環境ビジネス森林資源を活用した木質バイオマス発電事業に参入しました。再生可能エネルギーの活用日本初の商業用水素ステーションを愛知県で運営します。燃料電池車の普及促進米国製の新タイプのファンで実証実験を進めています。大型施設への省エネ空調の導入建設中の木質バイオマス発電所のイメージ図水素ステーションの完成予想図福島県・スパリゾートハワイアンズでの寄贈式e-ラーニング受講者数20113,266名10,828名3,776名11,692名20132012576名4,025名(年度)ISO14001基礎編・応用編エコ検定(Part1~17)・生物多様性34

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