豊田通商株式会社 CSRレポート2011
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豊田通商では、1980年に安全管理室(2007年に安全・環境推進部に改編)を設置して以来、災害の撲滅・未然防止と安全文化の構築に取り組んできました。2010年度は、「重大災害に繋がる事案の撲滅」「物流会社・仕入先への安全指導の徹底」「管理監督者への指導」を活動テーマに、取り組みを進めました。 2011年度は、これらに加え、安全意識変革のスピードをさらに加速させることを目指す「安全意識変革とスピード化」、グループ会社が自立して安全活動できることを目指す「自立事業体の見える化」の2つを新たなテーマとして、安全管理体制のさらなる強化と安全文化の構築・浸透に取り組んでいきます。グループ会社や仕入先を含めて安全管理を推進しています。基本的な考え方 豊田通商では、国内外の事業拠点に対し、経営トップや事業本部のトップが自ら安全を点検する「工場巡視」や、管理体制や安全衛生委員会の活動状況、年間活動計画の推進状況など10項目を審査する「工場安全診断」、災害を未然に防止するための「リスクアセスメント」を実施しています。これらの結果をもとに、課題の抽出と対策の実施を進めています。 2010年度は、重大災害ゼロと、休業度数率国内0.13、海外0.7を目標に、国内外305拠点で工場巡視を実施。また、工場安全診断を91拠点で、リスクアセスメントを123拠点で実施しました。これらの活動によって判明した課題を受け、人の作業エリアとフォークリフトの通行エリアを色で区分し、停止位置を定めるなどの改善にただちに取り組みました。こうして、重大災害ゼロを達成したものの、休業度数率は国内で前年よりも上昇しました。 発生した災害の多くが、リスクの未把握と作業手順書の不備によるものだったことから、2011年度はリスクアセスメントと連動して作業手順書を網羅的に見直し使いやすくすることで、重大災害・後遺障害災害ゼロと、度数率目標の達成を目指します。重大災害ゼロと休業度数率※目標の達成を目指して課題の抽出と対策の実施を進めています。豊田通商 約550社の仕入先様のご協力のもと、「安全衛生協力会」を組織し、災害防止に取り組んでいただいています。 参加社は業種ごとの専門的な活動に分かれて、定期的に大会・研修会を開催し、安全管理や不具合指摘の傾向を共有しています。2010年度は、工事の指導員を対象とした研修、商品を納入するドライバーを対象とした研修などを実施しました。また、経営者を対象とした安全マネジメント研修を実施し、マネジメント水準の向上を図りました。約550社の仕入先様が「安全衛生協力会」を結成し安全管理の向上に取り組んでいます。取引先 豊田通商の投資事業のうち、工事が付帯するものについては、その計画段階から安全確保に取り組んでいます。 無事故・無災害で工事を完了するために、安全・環境推進部安全推進室は、5つの安全施工サイクルが順調に機能するよう、発注者としての「安全配慮義務」を果たすように努めています。投資事業の安全審査を計画段階で実施し工事の安全を確保しています。投資先災害ゼロ・危険ゼロの職場づくりを目指して、安全文化の構築と浸透に取り組んでいます。豊田通商・グループ会社のみならず、取引先や投資先も含めたバリューチェーン全体での安全活動を推進しています。安全推進活動労働安全衛生への取り組み工場操業をともなうグループ会社の休業度数率(2010年度)金属系エネルギー系その他対象社数在籍人数度数率15社1,111名0.445社660名1.6417社3,382名0.95※ 休業度数率:災害発生の頻度を表す指標。100万のべ実労働時間あたりの 労働災害による死傷者数で算出する。 休業度数率= 労働災害による死傷者数 のべ実労働時間 ×1,000,000(年度)60402003.02.52.01.51.00.50災害件数と休業度数率2007101051552008200920100010休業度数率国内海外国内海外休業災害件数休業災害件数重大災害件数重大災害件数休業度数率1400.361.220.261.451.042.190.860.7300544941425

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