豊田通商株式会社 CSRレポート2011
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自動車本部常務執行役員(アフリカ地域担当) 人やモノを輸送する最も身近な手段である自動車は、新興国では極めて貴重な資産として流通すると同時に、インフラ整備や産業の発展にも深くかかわっています。 そこで、当社は、分割払い(割賦)やリースを導入するなど自動車の販売形態を工夫することによって、中小企業や個人事業主のお客様などが自動車を購入しやすくしています。もちろん、これらの金融制度が一般的ではない分、お客様には、事前の説明を徹底するなど、十分な情報提供に努めています。 また、ケニアでは、人気の高い中古車について、流通市場全般にかかわるシステムの構築にも着手しています。導入に当たっては、正規認定中古車として事前に入念なサービス・点検を実施するなど、品質管理を徹底していきます。 「国家の発展は人材」という理念のもと、職種、階層ごとにトレーニングプログラムを整備するなど、現地社員のキャリアアップや能力開発にも注力しています。例えばサービスメカニック向けには、アフリカは近年、急激な内需の拡大や豊富な天然資源等を背景に、各国の経済が急速に成長し、市場としても注目され始めています。その一方で、貧富の差や局地的な紛争など、依然問題を抱えています。そこで豊田通商は、他社に先駆け、現地社会に密着した事業投資を実施しています。例えば、ケニアのトヨタ代理店Toyota Kenya Ltd(当社の100%子会社)では、当地の社会的課題の解決に向けて、「自動車の普及に向けた取り組み」や「雇用した人材の能力を開発し、経済的な自立を図る取り組み」を事業を通じて推進しています。また同時に、就学支援や街灯設置などの社会貢献活動も実施しています。地域の発展に重要な役割を果たす自動車の普及のために、販売方法を工夫現地雇用の社員・役員の能力向上を支援アフリカ社会の発展を「事業」と「社会貢献活動」を通じて支援大小あわせて53ヵ国※もの国が存在するアフリカ。豊田通商はこのうち24ヵ国の拠点でスタッフを現地雇用しトヨタ車を中心に、複数の日系自動車/トラック/バス/二輪車ブランドを取扱っています。また、現地社会の一員として、社会の発展に貢献する活動にも取り組んでいます。現地社会の発展への貢献は、アフリカで事業を展開する企業の社会的責任です。アフリカにおける自動車本部の事業展開アフリカでの人材育成フェアで透明性の高い制度設計● 短期・中長期の達成目標にもとづいた成果主義型報酬制度● グローバルなローテーション機会の創出経営トップ層中堅層スタッフ層服部 孝次世代リーダーの育成● 地域を横断するネットワークの形成● 計画的な地域内ローテーション機会の創出と積極的な登用● リーダーシップと体系的スキルの養成安心・安全、成長機会のある職場の提供● 公正な処遇(各種人事制度、報酬体系)● トレーニング制度の充実(年間80時間以上)アンゴラ出資国 8ヵ国担当国 16ヵ国ウガンダマラウイモーリシャスケニアザンビアジンバブエ南アフリカ生産日系自動車メーカー※ 記事執筆時現在。2011年7月に南スーダン共和国が分離独立し、現在は54ヵ国13

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