豊田通商株式会社 CSRレポート2011
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グローバル生産部品・ロジスティクス本部タイで、安全かつ質の高い輸送を実現するためにドライバーへの教育や輸送状況の管理を徹底グローバル生産部品・ロジスティクス本部は、自動車部品の製造に必要な多種多様な部材を国内外で調達し、海外に生産拠点を持つ日本の自動車部品メーカーに供給しています。その主要供給先であるタイで同国最大のトラック輸送会社を運営する当社は輸送時の事故を防止するためにドライバーへの教育にも注力しています。「人」と「商品」の両方を守る観点から、輸送工程の改善に取り組んでいます。物流事業部 部長平田 龍平 グローバル生産部品・ロジスティクス事業の主要輸出国の一つであるタイは、2010年の1年間で150万台の自動車を生産した世界でも有数の自動車生産国です。 タイでは鉄道網の整備が進んでいないため、輸送手段はトラックに頼りがちな一方、運転免許が簡単に取得できるという事情もあり、多発する交通事故が社会問題になっています。2009年のタイの交通事故件数はおよそ7,900件で、登録自動車台数あたりの事故発生率は日本の4倍近くに上っています。 現地で輸送を担うTTKL(豊田通商と豊田通商Thailand、キムラユニティ(株)の合弁会社)では、約1,200名のドライバーが700台以上のトラックを日常的に走らせています。そこで、これらのドライバーに対して人の命を守り、商品を確実に届けるための交通安全教育を実施しています。グローバル生産部品・ロジスティクス本部は、2011年4月に新設された新しい営業本部です。国内で自動車部品の製造に必要な各種部材を仕入れ、それらを取りまとめて自動車部品メーカーの海外拠点に送り届けています。商品をジャストインタイムにお客様に届けるのはもちろん、ドライバーや地域住民の皆様の安全を守ることも自動車産業の一端を担う私たちの社会的責任と考え、「安全な輸送」「事故の防止」に重点を置いた活動に取り組んでいます。自動車1台あたりの交通事故が日本の4倍に上るタイで、ドライバーを対象とした交通安全教育を実施 まず、新人のドライバーに対しては乗務に至るまでに約1ヵ月間の研修を実施し運転技能を再教育しています。また、事故を防ぐためさまざまなアプローチでドライバーに安全運転を徹底タイの自動車生産台数、登録台数の推移(千台)3,0002,5002,0001,5001,000500020052006200720082009201120042010登録台数生産台数部材メーカー部材メーカー部材メーカー部材メーカー(年)9281,1251,1931,2871,3949991,6451,8001,1222,8812,2922,5622,4082,7452,7482,615グローバル生産部品・ロジスティクス本部の事業概要❶ 国内の自動車部品・部材メーカーから調達した製品を、海外に展開する自動車部品メーカーに供給。❷ 海外に拠点を置く自動車メーカーに対して、自動車生産に必要な部品・部材を集荷・配送。 部品・部材メーカーが供給する多種多様な製品を集約し、それらを効率的に海外生産拠点に配送する。これによって、輸送コストの削減と安定供給を実現。特長自動車部品の製造に必要な部材を生産部材の輸出グローバル生産部品部国内海上国内で生産された部材をグローバルに輸出(当社調べ)11

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