豊田通商株式会社 CSRレポート2011
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ハイブリッド車バッテリーバッテリー排ガス触媒モーター携帯電話スズの精錬過程で排出されるスラグ(残渣物)からレアアースを回収山の共同開発に合意しました。これを受け、当社は従来から進めてきたベトナムでのレアアースプロジェクトを本格的に推進していくことを決定。2011年に、ハノイ北西・ドンパオにあるレアアース鉱山の開発に関する合弁会社を現地企業と設立し、2011年後半の採掘権の獲得を目指しています。 採掘権の取得後、2012年より精錬プラントなどの整備を開始し、同年夏にはセリウム・ランタン・ネオジウムなどの生産を開始する計画です。同プロジェクトが成功すれば、日本の需要の約4分の1に相当する、年間約7,000トンを安定供給できる見通しです。 当社は、世界的なスズの産地であるインドネシア西部のバンカ島でもレアアース開発を進めています。これまで同地では、スズ地金の精錬過程で排出されるスラグを産業廃棄物として管理していましたが、このスラグにはレアアースが含まれます。 現地に専用プラントを建設し、最新の精錬技術を用いてこの廃棄スラグからレアアースを回収、ハイブリッド車や電気自動車の基幹部品に必要なネオジウムやディスプロシウムを抽出する計画です。レアアースのバリューチェーン世界各地で鉱山開発や新たな原料開発、精錬工場の建設を進め、新たなレアアース資源の確保と安定供給に努めています。幅広い分野の製造業で利用されるレアアースは、ハイブリッド車や携帯電話をはじめさまざまな製品を通じ人々の暮らしに役立っています。レアアース世界需要実績/予測(千t)20015010050020072008200920102011(予測)2012(予測)2013(予測)2014(予測)2015(予測)2006 レアアースの供給はこれまで、全世界の生産量の90%以上を産出する中国に頼ってきました。ところが、2006年以降、中国が資源保護政策をとるようになったため、中国外の需要国でレアアースの需給が逼迫、価格が高騰しています。 このため、レアアースを安定調達するための供給先の開拓が、産業界全体で緊急の課題になっています。(年)6067686072.5778593102111110120124851251351461581711855053562552.55861656974中国外需要中国輸出許可枠中国需要60.360.047.450.130.3磁石メーカー豊田通商磁石化学メーカー触媒電池メーカー電池インドネシア調達・供給ネオジウムネオジウムディスプロシウムランタンセリウムネオジウムランタンセリウム社会・市場の動向(当社調べ)10

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