豊田通商のCSR

トップメッセージ

加留部 淳

当社の根本には、「人・社会・地球との共存共栄を図り、豊かな社会づくりに貢献する価値創造企業を目指す」という企業理念があります。社会にとって良い仕事をするという考えは自然なものとして根付いていますが、これからは社会的課題の解決をビジネスにすることをより意識的に進めていきます。例えば、2017年3月に約600億円で受注したイラクの変電所建設プロジェクトもその一つで、頻発する停電をなくすための発電所の新設・改修に伴って必要となる、変電設備の増設を当社が進めています。この他、ケニアでの肥料生産事業やインドでの病院事業なども、現地の社会的課題の解決に貢献している事業です。従来、当社は守りのCSRと言われる環境への配慮や人権尊重、コンプライアンスなどに率先して取り組んできましたが、今後はこのような社会的課題を起点としたビジネス、いわゆる攻めのCSRをより強く意識していきます。「結果としてCSRに関係していた」ではなく、社会的課題からビジネスを考える、それを体系的に推し進めていくための議論を重ねています。当社は今後も、積極的にビジネスを通じた豊かな社会づくりに取り組んでいきます。

2017年8月
取締役社長加留部 淳

CSRについての考え方

豊田通商は、グループの存在意義とあるべき姿を示し、経営に取り組む意志を明らかにした「企業理念」と、全ての役員・社員がとるべき行動を規定した「行動指針」を定めています。豊田通商の経営の基本理念はこの2つで構成され、恒久的に変化しない、世代を超えて継承すべき最高概念と位置付けています。豊田通商は、行動指針を実践することを通じて企業理念を実現することをCSR活動の基本方針とし、CSRは企業活動の全てのあり方を律する「経営そのもの」であると考えています。

基本理念

グローバル行動倫理規範(10ヶ条)

豊田通商は、企業理念を支える行動指針の内容をより具体化したものとして、グローバル行動倫理規範(Global Code of Conduct & Ethics/COCE)を策定し、2016年7月1日に公表しました。世界中の豊田通商グループの役員・社員一人ひとりが世界共通の行動倫理規範であるCOCEをしっかりと理解し実践していくことで、企業理念およびGlobal Visionの実現を目指しています。

  1. 1.私たちは、安全衛生活動に全力を傾け、安全で健康的な職場環境をつくります。
  2. 2.私たちは、反汚職、独占禁止及び国際取引に係る法令を含む全ての適用法令を遵守します。
  3. 3.私たちは、正確な財務情報を開示します。
  4. 4.私たちは、全ての社内規程遵守に責任を負います。
  5. 5.私たちは、誠実、正直、公明正大、公正透明に企業活動を行い、全てのステークホルダーとの信頼関係を維持、発展させます。
  6. 6.私たちは、持続可能な社会の発展に貢献します。
  7. 7.私たちは、環境に配慮した企業活動を追求、促進します。
  8. 8.私たちは、創造と弛まぬ改善により付加価値を提供します。
  9. 9.私たちは、人権を尊重します。
  10. 10.私たちは、社内及び社会における多様性を尊重して受け入れ、 違いを活かすD&Iに積極的に取り組みます。

推進体制

CSRの取り組みの中心として、「CSR推進委員会」(委員長:社長)を原則年1回開催しています。当社のCSR活動の推進のための体制を構築し、推進状況についてモニタリングを行うことを目的とし、CSRに関する情報の共有、攻めと守りの両面からのCSR活動の進捗報告、実施計画などに関する討議を行っています。

2017年3月期のCSR推進委員会には、通常の構成メンバーに加えて、オブザーバーとして川口社外取締役、藤沢社外取締役、常勤監査役2名も出席しました。

CSR推進員会構成メンバー

CSR推進体制

CSR上の重要課題

現在、ステークホルダーの期待、関心および当社が経済・環境・社会に及ぼす影響を踏まえ、Global Visionに基づいたCSR上の3つの取り組み分野における重要課題を選定し、これらを核として持続可能な事業活動を推進していきます。また、国連サミットで掲げられた「持続可能な開発目標」(Sustainable Development Goals:SDGs)への貢献も意識し、CSR活動に取り組んでいます。

CSR上の3つの取り組み分野と社会的課題への貢献