CFAOとの協業

アフリカでNo.1のアライアンスを目指して

アフリカのほぼ全域をカバーするCFAO・豊田通商の連携

豊田通商は2012年12月29日にCFAO S.A.(セーファーオー。以下、CFAO)に資本参画しました。CFAOは創業以来、アフリカを中心にビジネスを展開するフランス最大の商社です。一方、豊田通商もアフリカでの活動は約90年にわたります。持続的な成長が課題のアフリカで、両社はCSR活動においても同地域の発展に寄与しています。

CFAO S.A. 会社概要
創業:
1887年
従業員数:
11,400名(連結)
売上:
36億ユーロ(2012.12期)
所在地:
フランス パリ
代表者:
Richard Bielle
事業内容:
自動車輸出入、医薬品卸など

53カ国で事業のシナジーを発揮

CFAOは北・西アフリカを中心にビジネスを展開し、豊田通商は東・南アフリカに強みを持っています。両社が事業を展開する地域は補完関係にあり、協業により自動車販売はアフリカ54カ国中53カ国をカバーすることになります。
また事業の展開において、CFAOはThree Pillar Strategyを掲げ、車両や産業機械の流通・販売を行うEquipment、アフリカで最大の医薬品卸売ネットワークを有するHealthcare、飲料や文具などの事業を展開するConsumer Goodsの3つの領域で強みを発揮しています。
これらはMobility、Life & Community、Resources & Environmentの3つを注力分野とする豊田通商のGlobal Vision-次の10年に向けて(2016年策定)-との親和性があります。また、自動車関連事業を核に、そこで培った強みを他の事業領域に展開するという点で大きな共通点を持っています。

CFAOのアフリカにおける社会的責任

CFAOのアフリカへの貢献は事業活動だけに留まりません。まだ多くの社会的課題が残る国々でヘルスケア、教育、NGOとのパートナーシップ、環境といったさまざまなCSR活動を展開しています。将来的には両社の協業も視野に入れています。

CFAOの基本理念と考え方

CFAOのアフリカへの貢献は、事業活動だけでなく、ヘルスケア、教育といったさまざまなCSR活動にまで及びます。CFAOはアフリカでの活動に際し、以下の通り、企業理念と「CSRに対する4つの思い」を定めています。

企業理念

持続可能な発展が最も重要な課題であるアフリカにおいて、CFAOは創業より同地に根ざし、同地で事業を展開する企業の模範たる責任があると考え、豊かな社会づくりと環境との共生、そして新たな価値の創造を目指す。

CSRに対する4つの思い
  • 地域の企業に対して模範たる活動を心がける
  • NGOとの協働を通じて経済と社会の発展に寄与する
  • 事業による環境への影響を最小限に抑える
  • 従業員は行動規約に則り事業を行う

幅広いCSR活動

(左)奨学金を給付し、子供たちの就学を支援(右)アフリカ各国の遠隔地に医師を派遣する「Flying Doctors」の活動
(左)奨学金を給付し、子供たちの就学を支援
(右)アフリカ各国の遠隔地に医師を派遣する「Flying Doctors」の活動

上記の理念を基に、CFAOではさまざまな活動を行っています。

ヘルスケアでは、サブサハラ・アフリカで依然として深刻な社会問題となっているHIV/AIDSに対する取り組みを行っています。その脅威を取り除くために同地域で働く従業員・家族向けにHIVに対する教育・予防・検査・治療について活動を進めています。

教育の分野においては、奨学金の制度を運用しています。2001年の運用以来、社員の子供たちを対象にこの制度を活用し、2012年には約580名の子供たちが就学できました。また、学業を続けることを希望する生徒に対しては、ビジネス上有用な経営や会計といった、より実践的な学問が学べるアフリカの高等教育機関への進学を支援。2012年度は約80名の学生がこの制度を活用しました。

環境問題も、アフリカ地域における大きな課題のひとつです。CFAOでは2004年から事業により生じる環境負荷のモニタリングを行っています。現在は廃棄物マネジメントに注力しており、2012年はマダガスカル、カメルーン、ブルキナファソで外部パートナーとともに、廃棄物排出量の削減(リデュース)、製品の繰り返し使用(リユース)、再資源化(リサイクル)の3Rを推進する取り組みを実施しました。

CFAOはまた、アフリカにおけるさまざまな社会問題の解決にはNGOとのパートナーシップが重要であると考え、NGOを支援しています。2012年は、アフリカ各国の遠隔地における公衆衛生の向上を目的とした福祉活動を行うAMREF-Flying Doctorsを支援するなど、NGO支援に計約28万ユーロを拠出しました。

さらに、NGOと従業員の関係性を高めるプログラムとして、2002年に「CFAO Solidarite」を立ち上げました。オペレーションの現場に所在するNGOの草の根活動に従業員が参画することを支援するもので、2012年には11団体、合計で約10万ユーロを拠出しました。

CSRにおけるシナジーの創出

上記の通り、CFAOと豊田通商の理念・ビジョンは共通点が多く、親和性があります。また、両社で策定したアライアンスビジョンにも“アフリカの持続可能な発展への貢献度No.1グループ”を目指す事を掲げています。今後は両社でより強固な関係を構築し、将来的には協業によるCSR活動も視野に入れています。

CFAO・豊田通商が策定した「アライアンスビジョン」

CFAO・豊田通商が策定した「アライアンスビジョン」

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